児童思春期外来|名古屋市緑区鳴海の心療内科・精神科|鳴海こころのクリニック

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児童思春期外来

児童思春期外来|名古屋市緑区鳴海の心療内科・精神科|鳴海こころのクリニック

児童思春期外来について

児童思春期外来について

児童思春期外来は、児童期から思春期(中学生・高校生ぐらい)までを対象とした精神科・心療内科の外来です。子どもには大人と違う特有のストレスがあります。いじめ問題やそれに関連した不登校、思春期の心の葛藤に伴う症状などさまざまです。感受性が豊かで様々なことに動揺しやすい時期でもあります。児童思春期外来では、こうしたお子さんの話にじっくり耳を傾け、ご自身が抱える不安や心配を軽減していきます。状況に応じて小児科との連携を図ったり、各種検査や問診を実施しながら、心身両面から評価することで、より健康な生活を送るための支援を行います。ご両親や学校の先生など、周囲の方々に対しても、お子さんが抱える問題を理解し、共有いただけるようにサポートいたします。

お子さんの様子でお困りのことがあれば、ぜひご相談ください

診療対象となる疾患は、心身症(起立性調節障害、過敏性腸症候群など)、神経症(不安障害、強迫性障害、適応障害など)、発達障害(知的障害、広汎性発達障害など)、統合失調症、双極性障害、摂食障害、情緒障害などです。ご相談や症状は、不登校、ひきこもり、チック、不安、緊張、イライラ、情緒不安定、多動、強迫観念・行為、幻覚、不眠、食欲不振、粗暴行為、自傷行為など多岐にわたります。また、コミュニケーションの問題、インターネットやゲームがやめられない、といったご相談もお受けしています。

児童思春期外来でみられるご相談・症状

  • ひきこもりがち、学校に行かなくなった(不登校)
  • 朝起きられない
  • 眠れない
  • 途中で目が覚めてしまう
  • 不安で仕方がない
  • 恐怖や不安で動悸や息苦しさを感じる
  • 過剰な内気
  • 食べても満足できない
  • ダイエットで体調を崩した
  • 食事を摂らなくなった
  • 気分が落ち込むと全く周囲と関わらなくなる
  • 急に言葉を話さなくなった
  • 何をしても楽しくない
  • 疲れやすい
  • 気力がない
  • リストカット症候群などの自傷行為
  • 集団生活になじまない
  • 人とのコミュニケーションが上手にできない
  • 場が読めない
  • 誰構わず接近してしまう
  • イライラが治まらない
  • 突然大きな声を出したり、暴れ出したりする
  • 家庭内暴力
  • 不注意な事象が多い
  • 落ち着きがない
  • 妄想的な発言をする
  • 妙なことに異常にこだわる
  • 立ちくらみがする
  • おなかが痛くなる
  • お子さんの発達に心配がある

このようなことでお困りであれば、ぜひご相談ください。

児童思春期に現れやすい疾患・症状

心身症

起立性調節障害
(OD:Orthostatic Dysregulation)

起立性調節障害は、小学校高学年から中学校の思春期の子どもによくみられる自律神経機能不全で、中等症や重症の場合、朝なかなか起きられないことから不登校につながることもあります。自律神経の機能が低下し、循環器系の調節がうまくいかなくなることが原因です。立ちくらみ、失神、朝起き不良、倦怠感、動悸、頭痛など、自分の意思ではコントロールできない症状が現れます。午前中に症状が強く出る傾向があり、午後になると軽減もしくは消失する特徴があります。このため朝、起床できなくなり、登校しぶりや不登校になることもある一方、午後からは症状が改善するため、仮病(詐病)と間違われることもあります。起立性調節障害は、怠け癖ではなく自分の意思ではどうにもならない体の病気です。保護者や学校の方など周囲の方が病気への理解を深め、適切な治療や生活習慣の改善に取り組んでいくことが大切です。治療ではまず日常生活の改善から取り組みます。立ち上がるときは頭を下げてゆっくりと起立する、長時間立ち続けない(1~2分以上起立を保持しない)、毎日30分程度のウォーキングを行い筋力の低下を防ぐ、などが有効と考えられています。また、体の中で循環している血液量を増やすために、1日1.5~2リットルの水分と塩分を多めに摂る、眠くなくても、早めの就寝を心がけるということも効果的です。治療の基本は、適度な運動、水分・塩分摂取、生活リズムの改善ですが、効果が不十分な場合には、薬物療法を併用することもあります。日常生活に支障がない軽症の場合、適切な治療を行うことで2~3カ月で改善が期待できます。一方、学校を長期欠席するような重症の場合、通常の日常生活を送れるようになるまでに2~3年かかるといわれています。

過敏性腸症候群
(IBS:irritable bowel syndrome)

腹痛や体の不調に伴って下痢や便秘などが数カ月以上続き、検査をしても異常が見られない場合に最も疑われるのが過敏性腸症候群です。腸管に明らかな炎症や潰瘍などの器質的な病態はなく、腸管の働き(機能)に問題が生じて発症するとされています。子どもの腹痛の原因としても頻度が高く、ストレスなどの心理的要因も発症原因の一つとして考えられています。腸管の運動異常、消化管ホルモン、内臓知覚過敏、炎症、腸内細菌叢の変調、アレルギー、免疫異常なども関連する要因といわれています。症状は、腹痛や腹部不快感を2カ月以上繰り返し、腹痛は排便によって緩和するという特徴があります。不登校や、起立性調節障害、不眠、頭痛など他の心身症と併存することもあります。治療では、病気の成り立ちの説明や心理社会面への配慮、生活・食事指導、対症薬物治療などを総合的に行います。症状の増悪時に、心理社会的要因の関与が強い場合には、お子さんやご家族の心理療法が必要となることもあります。

過換気症候群

思春期から20歳代の女性に多くみられます。発作的に呼吸が速くなり、それを制止できないために血液がアルカリ性に偏り、全身に様々な症状を起こします。過換気発作(呼吸が速くなり止められない状態)は、激しい運動や疲労、発熱などの身体的な要因、あるいは不安、怒り、恐怖、敵意などの心理的要因が引き金となって出現します。過換気発作とともに、空気飢餓感(空気が吸えない感覚)、動悸(ドキドキする感覚)、胸痛、嘔気、嘔吐、けいれん、手足のしびれ、意識消失など様々な症状を伴います。これらの症状は意識的に呼吸を遅くしたり、呼吸を短時間止めたりすることで改善します。発作の多くは30分~1時間程度で消失します。治療では、病気の成り立ちの説明と過換気発作の対処法を指導することで、不安を軽減させます。不安が強い方には、抗不安薬の服用を勧めることもあります。発作が頻繁に起こる場合、家庭や学校での様々なストレスが背景にあることが多く、このようなケースではカウンセリングを長期的に行います。

不登校

不登校は子どもの間でよくみる現象です。ストレスへの反応が引き金になりやすいといえますが、その背景に、発達障害の傾向や、精神疾患が隠れていることもあります。まず状況を整理し、診断したうえで、環境面、生活面、薬物療法の側面から介入し、効果を見ながら治療を進めていきます。受診当初は、不登校に陥ってしまった経緯や生い立ちについて詳細にうかがいます。そしてどのような背景から不登校に陥ってしまったのかを理解し、お子さんとご家族にとって必要な対策や治療を考えていきます。

発達障害

発達障害はいくつかのタイプに分類されます。自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症(ADHD)、学習症(学習障害)などがあり、これらの疾患に共通していることは、生まれつき脳の働き方に違いがあるという点です。極端な成績不良は軽度精神遅滞や学習障害が、学校でのトラブルの多さは、注意欠陥・多動性症や自閉スペクトラム症などが影響していることがあります。発達障害が疑われる場合やお困りの際は、気軽にご相談ください。

統合失調症

統合失調症の症状は、陽性症状と陰性症状に分けられます。陽性症状は「だれかに悪口を言われている気がする、見られている気がする」などの幻聴や被害妄想などが現れ、陰性症状は、意欲の低下や気分の落ち込みなどで、引きこもりがちになったりします。子どもの統合失調症は、突然、典型的な「幻聴」が出現するというよりも、前駆症状として意欲の低下や、感情の変わりやすさ、強迫行為などの症状が一過性に現れるという特徴があります。治療は、診断がはっきりつかないことも多いため、慎重に様子を見ながら進めます。症状が現れてから早期に治療を開始するほうが、良好な結果が得られやすいため、早めに受診していただくことが重要です。ただし、無理やり医療機関に連れてくると治療が困難になるケースがあります。お子さんには、本人が困っていること、たとえば「眠れない」「外に出るのが怖い」「学校にいけない」といったことを相談しに行く、というスタンスでお越しいただければと思います。